不動産屋の独り言 賃貸現場の喜怒哀楽 566 コロナ禍で家主からの相談 入居者から家賃減額求められ
住宅新報 2020年8月25日 号 6面
このコロナ騒動で、当社にも「収入が減ってしまったので家賃を待ってもらえないか」との電話が何件か入るようになった。ゴールデンウィークの最中に家主から入った相談の電話も同じような内容だった。その家主のアパートは当社で家賃管理していない。家主の自宅から徒歩3分くらいの距離にあるアパートの住人は月末になると、直接家賃を家主宅まで届けに来る。そのうちの1件、テラスハウスを借りている夫婦の奥さんが家賃を届けに来たときに「家賃は下がらないのか」と聞いてきたという。突然のことで驚いた家主は「そのようなことは今のところ考えていません」と答え、その後で私に相談の電話を入れてきたのだ。
勝手な解釈で
私が「家賃の支払いを猶予したり補助したりする話も出ていますが、それは事業用の店舗の家賃の話。アパートなんかではそんな話は出ていません」と説明。更に「この先は国が補償したりすることはあるかもしれませんが、まだ分かりません。そういう話が具体的に決まるまでは家主さんとしても安易に値下げに踏み切ることはできませんよね。もしまた同じことを聞かれたら私に振ってください」と伝えると安堵していた。おそらくはネットで出回っている情報や話を自分に都合のよい部分だけ切り取って解釈しているにすぎないと思う。そういう勝手な入居者は少なくない。























