紙上ブログ 不動産屋の独り言 568 賃貸現場の喜怒哀楽 坂口有吉 度を超えた〝上から目線〟 人柄が悪いと損をする
住宅新報 2020年9月8日 号 6面
多摩地区で管理するアパートの1室を店舗として使っている40代後半の女性がいる。契約のときから〝上から目線〟の口の利き方で、契約書の説明をしながらも「今からでも断りたい」と思っていた。「私は客よ。当然これくらいの要求は聞いてくれるわよね」ということなのだろう。私も年長だから偉いとまでは思っていないが、少しは敬意を払ってくれてもよさそうなもの。逆の立場となる自分の店で、客からそんなふうな物言いをされたことはないのか。自分がされたら気分が悪いことは相手にもしないようにという発想はなさそう。その後も、当社に何かの依頼をしてくる際も常に同じ態度だ。
非常識なクレーム
こんなクレームもあった。「2階の住人が布団を干してしまうときにバタバタたたいて、うちの車の上に糸くずみたいなほこりがいっぱいたまる。そういうのは我慢しなくちゃいけないの? だったら、その辺に落ちている枯れ葉を集めて、その人の車のボンネットにでもバサッと置いていいよね。それがダメならオタクから注意してよ」と言う。私は「布団を干してたたいてしまうのは許容すべきです。そちらは店舗なので、布団を干すなんてことはないでしょうが、そんなことでクレームを言うのはよくありません」と諭した。しかし、「オタクが言ってくれないなら 私が直接言うけどそれでいい?」となおも言うので、「よくはありません。そちらも商売をしているのですから悪い評判が立ってもつらいでしょう」と言うと、ぶつぶつ言いながら電話を切った。その後はどうしたか聞いていない。商売がうまくいっていなかったりして、私に何か言いたかっただけかもしれない。























