新しい移動手段 電動キックボード どこでも〝駅前〟に Luup 公道走行の実証実験へ
住宅新報 2020年9月29日 号 5面
街じゅう全ての場所を〝駅前〟に――。こうしたコンセプトを掲げて電動キックボードなどマイクロモビリティのシェア事業を展開するLuup(ループ、東京都渋谷区、岡井大輝社長)は9月24日、都内で会見を開き、電動キックボードの公道走行実証計画を発表した。新宿区など都内4区で実施する。徒歩20分のような少し遠いと感じる距離でも電動キックボードに乗れば5分ほどで到達でき、自転車のようにこがなくても進むため疲れにくい。同社は手軽な移動手段として普及を目指す。
現状、電動キックボードは原動機付自転車、いわゆる原付としての要件を満たせば車道を走行できる。ただ、最高速度は時速20キロであり、「スピードの出せない電動キックボードが自動車と同じ車道を走るのは危険」(岡井社長)。もちろん歩道の走行は不可だ。そこで、今回の実証実験では、産業競争力強化法に基づく特例措置(新事業特例)の認定を受けて自転車専用レーンも走行エリアとする予定だ。現行法における原付と同様にヘルメット着用、運転免許携行、ナンバープレート付きなどの要件を満たした上で実施する。
新事業特例の認可を受けるのは10月中旬の見込みのため、実証実験はそれ以降にスタートする。期間は6カ月間を想定。実証実験のエリアは都内の千代田区、新宿区、渋谷区、世田谷区。今回は機体(電動キックボード)をシェアする方式ではなく、同4区に在勤する男女約100人全員にヘルメットと共に貸与し、日常的に活用してもらう。専用アプリでデータを取得し、適切な走行条件の検討などに生かす。
























