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プレミアム会員限定知って得する建物の豆知識 301 人気の椅子三脚 実際に座って判断を

住宅新報 2020年12月8日 号 7面

連載: 知って得する建物の豆知識

売買・賃貸仲介
左からS64、LC2、シェルチェア

左からS64、LC2、シェルチェア

 以前「知っておきたい椅子三脚」(265回)をお届けしましたが、今回は住宅購入者に人気の高い椅子を三脚選んでみました。

 まずはThonet(トーネット社)のS64です。トーネットはブナ材を使った曲木の椅子で世界を席巻したメーカーです。1930年から生産されたこのシリーズはアームレストのないS32とアームレストを備えたS64に分かれます。ラタン(藤)編みの面をステイン塗装が施された木のフレームが補強しています。オリジナルはマルセル・ブロイヤーが1928年にデザインし、「チェスカチェア」の愛称を持ちます。ちなみに「チェスカ」はブロイヤーの愛娘の名前です。

 当時、バウハウスを離れ、ベルリンに住んでいたブロイヤーはルト・スタム、ミース・ファン・デル・ローエなどと共にパイプ構造の椅子開発を行っていました。自動車産業や機械産業が一気に拡大していく時代で、パイプを曲げる技術も進化し、曲げても直径が変化することなく、曲部にシワの発生もないパイプが量産できるようになり、これが椅子に応用されました。

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