紙上ブログ不動産屋の独り言603 賃貸現場の喜怒哀楽 坂口有吉 融通が利かなくて困った話 契約は客付け業者の役割?
住宅新報 2021年5月18日 号 6面
ある大手不動産会社の管理物件にお客様を案内して申し込みが入った。物件は今風のデザインと造りで若者受けしそう。オートロックで水回りの設備も整っていて使いやすい1LDK。家賃もさほど高くはないから、そりゃあ見れば一発で気に入るような部屋だった。
AD付き物件
申し込みをしてすぐ当日中に審査が通ると、「契約書はそちらに送りますので契約は○日までにそちらで締結してください」とのこと。その前に、「日割り家賃はいつから発生させますか、入居希望日はありますか。当社は清掃などが終わって入居可能になってから1週間以内に日割りが発生します。日割り発生日が決まったら精算書をお送りします」と言い、契約金を振り込むより前に契約書が届いた。だが、入居希望日がどうの、といったって1週間の幅しか与えられていないし、届いた封筒の中に返信用封筒が入っていない。その物件はADが50%付いていて、AD付きの物件だと契約は客付け業者にやらせる大手不動産会社が多いみたい。うちはAD分は辞退するかお客様に還元してしまうから「AD付けるから重説も契約もそっちでやってくれ」と言われると納得はいかないが、まあ、それは当社の勝手だから仕方ない。問題は、よその会社の重説や契約書だといつも使っている契約書と規約が違うから間違いも起きやすく、ADの有無に関係なく管理会社が契約したほうがいいと思う。以前は別の不動産会社と取引して、契約書と重説の作成までやらされたことがある。「AD、欲しいしょ。だったらやってくれるよね」と言われているようで不快である。大体がADは管理会社でなく家主が出しているもの。























