手付金など諸費用の支払い キャッシュレス、非対面で 小田急不、EAJ
住宅新報 2021年6月8日 号 7面
小田急不動産は全店で、不動産売買の契約時における手付金などの支払いを、キャッシュレスかつ非対面で行う決済サービスの提供を始めた。エスクローエージェントジャパン(東京都千代田区、以下EAJ)が提供する、信託口座を活用したサービス「H'OURS(アワーズ)」を導入したことで実現した。
手付金など諸費用の支払いは現金での授受が一般的。買主は事前に高額な現金を用意した上で契約場所まで持参し、売主はそれを持ち帰ることになる。契約日が週末なら、買主は平日に現金を引き出し、契約日まで保管する必要もある。また、売買代金の決済と物件の引き渡しは、売主・買主と仲介業者、司法書士などの関係者が金融機関に集まり、対面で諸手続きを行う形態が一般的だ。小田急不動産では、こうした慣例が買主・売主の手間や、現金の持ち歩きに伴う心理的負担となっていたこと、またコロナ禍で非対面のニーズが高まったことを踏まえ、今回のサービスを始めたという。
アワーズでは、まずEAJの子会社である信託銀行、エスクローエージェントジャパン信託の信託口座を開設する。これに買主が手付金など諸費用を預けると、売主など関係者にそれぞれの金額が送金される仕組みだ。現金の事前準備や持ち運びの必要がないほか、土日や夜間の契約も可能となる。また、決済前日までに必要な手続きが完了するため、忘れ物や体調不良など決済当日のトラブル防止にもなるという。アワーズの利用に際しては、買主が小田急不動産に対してサービス利用料を支払う。























