紙上ブログ不動産屋の独り言607 賃貸現場の喜怒哀楽 坂口有吉 ゴミ出しルールを守れない入居者 専門業者に頼むと言うが
住宅新報 2021年6月15日 号 6面
GWの休みに入ってからすぐ、あるアパートの住人からメールがあった。「アパートの敷地にゴミが散らかっていてすごいことになっているのですが…」とのこと。写真も添付してあり、見ると、確かにひどい。「分別もしてなくて、市の指定の袋にも入ってないし、コンビニ弁当の器など洗っていないからカラスや野良猫があさっていて汚い。片付けてもらえないか」とのこと。市の指定の袋も使わず、分別も洗浄もせず、種類別の指定日も守らない、というのではトリプル違反である。そんなことで住人に退去されても困るから、いったんは私の家に持ち帰り、分別し直して、指定の日に指定の袋で出すべく45リットルのゴミ袋を持って行ってきた。
階段の上り口まで
行ってみたら写真の状況よりもひどく、ゴミはアパートの入り口から階段の上り口まで散らかっていて、ペットボトルや洗っていない弁当容器がいっぱい。家に持ち帰るなんて無理な量。その場で分別作業をしていたら、封が開いている袋の中から薬局の薬のシールが出てきた。そこには「○○様 夕食後」とあり、ゴミの主が分かった。2階の生活保護を受けている女性である。違法なゴミの出し方をしていても、勝手に中を確認したら「プライバシーの侵害」を問われることだが、目的は「犯人捜し」でも「ゴミの出し主がどんな生活をしているのか」ゴミの中身から入居者の私生活をのぞき見することでもない。もし入居者が出したものであるならルールを守って出し直しさせることが目的なのだし、悪いのはルールを破っているほう。























