LIXILリアルティ 22年市場予測 コスト上昇を注視 中古マンション需要旺盛
住宅新報 2022年4月19日 号 11面
LIXILリアルティはこのほど、「22年の不動産市場大予測」と題したニュースレターを公表した。同社担当者と、ニッセイ基礎研究所金融研究部准主任研究員の渡邊布味子氏が対談した内容をまとめた。
この中で都心部の居住用では価格の高騰が続いていることについて、渡邊氏は、「新築マンションの供給戸数について、ディベロッパー側が慌てて販売するのではなく、供給戸数を調整しながら価格の維持もしくは若干引き上げしつつ販売していくスタンスにある。価格が下がるという見通しは考え難い」と述べ、「なお、首都圏のマンション価格の上昇傾向が地方の取引にも影響が出ており、過去10年間の価格の推移を見ると、全般的に価格の上昇が見られる。各エリアにおいてはディベロッパー側が絶対的な競争力のある立地を狙ってマンション開発をしていることもあってか、今まででは考えられない価格での成約もあると聞いている」と続けた。
中古住宅市場への影響については、「戸建ては相対的に上昇幅が少ないためか需要が伸びている。中古マンションに関しては、立地が良い物件が多く、築年によっては建築費用をかけて建築したものもある。そのため、新築ではなく中古マンションを購入した人が相当数いると思う」とした。そして「このような状況は今年1年続くと思うか」との質問には、「新築マンションの価格が下がるという要素が今のところ見えないので、中古市場においても価格が維持されていくという認識だ。新築戸建て住宅については、ウッドショックがまだ解決しておらず、マンションも鉄鋼や石油製品が上昇傾向にあることに加え、ここにきてウクライナ情勢という別の物価上昇要因が出てきた。引き続き資材コスト等の上昇を注視していく必要がある」との見解を示した。























