紙上ブログ不動産屋の独り言658 賃貸現場の喜怒哀楽 坂口有吉 隣同士のトラブルに巻き込まれて2 消防車とパトカーが店の前に
住宅新報 2022年6月21日 号 6面
宝石店の店主が怒って乗り込んでくるといけないので、私が2時間焙煎に付き合って、夕方6時になって焙煎が終わり、「さあ帰ろう」と思ったところに、ものすごいサイレンの音。6台の消防車と2台のパトカーが近付いてくる。どこかで火災が発生したのか、と思っていたら、当社の前で止まる。消防隊員が30人ほど降りてきて、火元とおぼしき建物を探しているが火災は起きていない。どうやら宝石店の店主が「煙がすごいことになっているから。どこかで火災が起きているかも」と消防署に電話を入れたようだ。「今度焙煎されたら私は死ぬ」どころか、消防車の到着を笑顔で見ていたから、まず間違いないだろう。私なんか、締め切った狭い店の中で2時間も焙煎に付き合ったけどまったく異常がないが。
事情聴取受ける
パトカーを降りてきた警察官はまっすぐ私のほうに寄ってくる。警察官2人から私が事情聴取を受けたのだが、通行人からしたら、警察官から事情聴取を受けている不動産屋の姿はどう映っていたであろうか、ほんと、勘弁してもらいたいものだ。私が今までの経緯を説明して、「こういうのは威力業務妨害にならないんですか」と聞くと、「我々は通報を受けたら駆け付けない訳にはいかないので…」とのこと。更に私が「火災など発生していないこんな所に来ている間に本当の火災が発生したらどうするんですか」とも聞いたが、「それでも来ない訳には…」との回答。消防も警察もつらい立場だろう。私としては、録音している通報の電話を聞かせてもらいたかった。























