紙上ブログ不動産屋の独り言698 賃貸現場の喜怒哀楽 坂口有吉 他社の悪口ばかり言う客が来店 心を読まれていたのか
住宅新報 2023年4月11日 号 6面

外出中に携帯に電話が入る。「どれくらいで戻りますか?今、店の前にいるんですが」とのこと。「20分くらいで戻ります」と言うと、「では待ってます」とのこと。急いで用事を片付けて戻ると、店の前に60歳くらいの女性が立っていた。中に入ってもらうと、「今、生活保護を受けていて、犬も飼っているんだけど、環境がよい地域に住みたいから駅から離れても全然OK。家賃は差額を負担してもいいから6万円くらいまで。今も差額を1万円くらい負担しているし。ただ、ペットOKという部屋が少ないのよね。猫はよくても犬はダメだったりして。オタクに伺う前に、いろんな不動産屋さんに行ったんだけどね」と言う。まあ、ここまではよかったのだが、その後はひどかった。
批判や要望ではなく
今までに行った不動産屋の悪口のオンパレード。批判とか要望ではなく、明らかに悪口。「〇〇不動産なんか、最初に行ったときはよかったけど、2度目に行った時は社長が椅子にふんぞり返って座っていてすごく感じ悪かったわ」だの「〇〇商事は冷たいのよね」だの「〇〇住宅なんか二度と行かない」だの、延々と続く。てことは、うちも、他社に行ったときにはボロクソに言われるんだろな、と思う。中には私が「あの担当者は冷たくないし親身に相談に乗ってくれるはず。それを冷たいと言うなら客のほうに問題があるんじゃないか」と思えるケースも。事実、その会社から紹介してもらった物件の広告も持っていて、私の目から見ても「どうしてこの物件で決めなかったんだろう」と不思議に思えたほど。























