賃貸が拓く 暮らし (3) 家賃抑制への方策
住宅新報 2023年7月25日 号 7面

ストック目線で見れば膨大な市場
賃貸住宅市場の変革には家賃の抑制も必要な要素となる。誰もがその所得に応じて無理のない負担で良質な賃貸住宅に入居できるようになってこそ、賃貸市場の真の活性化が始まるのではないか。ただ現状は、予算内で希望する部屋が見つからず、多少背伸びをしてもマンションを購入してしまおうかと思い悩んでいる人たちが多い。
そうした人たちが、あまり経済的負担を感じることなく住んでみたいと思えるような物件が多く供給されるようにならなければ、賃貸市場は変わらない。これまで通り「家賃を払い続けるより、購入したほうがお得ですよ」というセールストークに引き付けられ、結婚や子供の誕生などを機に分譲住宅に移っていく。賃貸住宅が家を持つまでの仮住まいという地位からの脱却は難しい。リノベで活性化
家賃抑制の手段としてはまず、リノベーションで古い物件を再生し、魅力を高めてその寿命を延ばしていく方法が考えられる。築年数が経ち、空室が多くなった物件を壊して建て替えるのではなく、リノベーション技術でよみがえらせる。






















