賃貸が拓く暮らし(4) 自宅リースバックの波紋
住宅新報 2023年8月22日 号 7面

自宅リースバックでは定期借家権の利用が大半
リースバック検討者向けサイト「リースバック相談室」によると、自宅リースバックの利用目的で一番多いのが住宅ローンの早期返済で、次いで生活費、相続対策(現金化して生前贈与など)、老後資金の確保、医療・入院に必要な費用捻出などと続く。
このうち、相続対策はやや異色だが、それ以外はいずれも長寿化により不測の事態に直面する頻度が増えていることが背景にある。また、意外にも住宅ローンの早期返済がトップとなっている点にも着目したい。というのも自宅リースバックの利用者は、既にローンを完済した高齢者が中心というイメージがあったからだが、実態はそうでもないようだ。同窓口への相談者の6割が高齢者だが、裏を返すと4割は壮年期となる。勤務先倒産による所得減少、事業の失敗、親の介護費増加などが動機として考えられる。
8割が定期借家























