東京カンテイ 「マンション新駅効果」を分析 中古坪単価60%上昇 高輪ゲートウェイ駅周辺は続伸
住宅新報 2023年11月21日 号 7面

東京カンテイが分析した「マンションにおける新駅効果」によると、首都圏で中古マンション坪単価水準の上昇が見られる新駅として、20年3月に開業したJR山手線「高輪ゲートウェイ」を挙げた。同駅周辺の中古平均坪単価は、開業前1年の336万円から開業後1年では540.5万円となり、上昇率は60.9%。同時期の港区の坪単価変動率(9.4%上昇)と比べても大きく上振れし、直近でも上昇傾向が続くことを根拠とした。
新築マンションの増加傾向から新駅効果が認められる例として、羽沢横浜国大を挙げた。同駅は相鉄新横浜線と東海道本線貨物支線をつなぐ駅として19年11月に開業。駅勢圏の開業前後1年の坪単価は13.8%プラスと大きく上昇。所在行政区平均の坪単価を上回ることはなかったが、上昇率では上回り、開業1年を経過した後も坪単価の上昇傾向が継続。併せて、同駅を最寄りとする新築マンション分譲が見られており、まとまった供給が続く。新規分譲に伴い中古坪単価も上昇傾向を示しており、同社では新駅効果が継続していると評価した。特に人口減時代に新駅を開業する意義については、「経済成長ありきの駅開業」から「計画的・戦略的地域成長のための駅開業」へ変化が起こったとの見方を示す。
なお、近畿圏では、沿線延伸開業があったJRおおさか東線で異なる動きが見られた。具体的には、大阪市中心部へのアクセスが良い京阪本線も利用できる「JR野江」の中古坪単価が上昇し、新駅効果を確認。他方、「JR淡路」は新駅開業直後こそ大きく上昇したが、その後、下落基調が認められることから「効果なし」とした。






















