不動産学の魅力 明海大学 不動産学部 第7回 不動産と「FIRE」族 カギを握る〝社会的信用〟
住宅新報 2024年6月25日 号 7面
近年よく耳にする言葉として、「FIRE」族という言葉がある。「FIRE」とは〝Financial Independence,Retire Early〟の略で、日本語にすると「経済的な自立と早期の退職(リタイア)」の意味となる。若いうちに所得の一部を貯金に回して一定水準の資産を作り、その後はその運用益だけで、悠々自適に生きるという夢のような言葉だ。
「FIRE」という言葉が生まれたアメリカは日本より高所得者が多いので、「FIRE」族はある程度現実味のある話だ。しかし、日本はアメリカほど若い高所得者は多くない。日本では「FIRE」族と言えば、不動産との関連性が強くイメージされている。地下鉄の広告ステッカーでよく見かける関連広告も、不動産などを経営することで、経済的自由を確保し毎日の通勤電車に苦しまず、自由時間を楽しむ内容が主流になっている。
なぜ日本では不動産が「FIRE」族と結ばれるのだろうか。























