不動産学の魅力 都市再生「天神ビッグバン」 テナント移転用に容積率緩和 明海大学 不動産学部 第16回
住宅新報 2024年9月3日 号 7面
福岡市の都心が変わっていく。
「天神ビッグバン」は、規制緩和による都心の古いオフィスビルの再開発を促し、都心に変化をもたらしている。福岡市は2015年2月から、中心部の天神地区で築年が古いオフィスビルの再開発を促進する「天神ビッグバン」事業を進めている。この再開発事業は、国家戦略特区や地区計画を活用して規制を緩和し、民間投資を促す。
特に注目される規制緩和のインセンティブは、「航空法の高さ制限の緩和」と「地区計画による容積率の割り増し」である。福岡空港周辺の天神エリアは航空法で高さ制限が適用されたが、15年3月に国家戦略特区による特例措置で高さ制限が緩和された(例えば、福岡市役所周辺の高さ制限は67メートルから76メートルに緩和)。また、地区計画により、天神南1丁目南ブロックの容積率が800%から最大1400%まで引き上げられた。これにより、ビルの規模拡大が可能となり、民間の建て替え意欲が高まっている。























