不動産学の魅力 明海大学 不動産学部 第31回 風力発電所建設と環境アセスメント 適切な環境アセスメントの実施を
住宅新報 2024年12月17日 号 7面
道路や鉄道、飛行場やダム建設のように、環境に大きな影響を与える可能性のある大規模な開発事業では環境アセスメントが不可欠である。 環境アセスメント(環境影響評価)は、環境に著しい影響を及ぼす可能性のある事業が行われる際、その事業の環境への影響を事前に調査、予測、評価し、環境保全の対策を検討することを義務付ける制度である。環境にやさしい再生可能エネルギーである風力発電所の設置の際にも環境アセスメントが実施される。
風力発電のメリットは、風を利用するため温室効果ガスを排出せず、環境負荷が少ない点と、時間帯に関係なく発電できる点である。
風力発電の設置場所は、風が強く安定して吹く地域が適している。例えば、高風速地域や海岸沿い、風の通り道となる山間部などである。こうした場所は風力発電の効率が高まり、エネルギー収益の向上にも寄与する。騒音発生や景観を損なうとしても周囲に人がいなければ損害発生のリスクも低い。























