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プレミアム会員限定不動産学の魅力 明海大学 不動産学部 第74回 リノベ 空き家・空き施設活用  人が集まり経済活動が活性化

住宅新報 2025年11月4日 号 7面

連載: 不動産学の魅力 明海大学不動産学部

売買・賃貸仲介
  • 不動産学の魅力 明海大学 不動産学部 第74回  リノベ 空き家・空き施設活用  人が集まり経済活動が活性化

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 授業の一環で空き家・空き施設の活用について調べ、その中で特にリノベーションによる活用について興味をもった。近年空き家は増加傾向にあり、様々な社会問題をもたらしている。国土交通省によると、全国の空き家総件数は20年間で1.5倍に増加しており、更に厚生労働省によると、少子化の影響により毎年平均470校の廃校が発生しているという。空き家・空き施設が及ぼす社会問題として次の例が挙げられる。例えば、管理不十分により老朽化が進み倒壊し近隣の家に被害が起こる安全上の問題、不法侵入や不法投棄がおこる防犯上の問題、雑草などが放置され景観の悪さや近隣トラブルに繋がる問題、などである。

 このような中、リノベーションを施すと空き家・空き施設に再び人々が集まる。結果として、空き家・空き施設がもたらす上記の社会問題は少しずつ解決するとともに、経済活動が活発になり地域の活性化や地域交流にも繋がるのでは無いかと考えた。実際に国内の事例を調べてみると、空き家にリノベーションを施し宿泊施設にする事例、カフェにする事例、などの活用方法が注目されていることが分かった。また、所有者が費用を負担せず民間事業者がリノベーションを行い転貸や売却し活用する仕組みとして「アキサポ」といった事業が新たに誕生していた。これらによって、空き家がもたらす前述に挙げた問題は解決に向かっているようだ。

 更に他にも、廃校をリノベーションし道の駅にする事例、アニメ制作スタジオにする事例、などがあり、これらは地域住民や観光客を集める働きをしており、結果として地域の活性化をもたらしている。文部科学省の廃校活用事例集によると、リノベーションした廃校が地域コミュニティの中心となり地域交流が増えたという声や、人が集まることにより経済活動の活性化に繋がったという結果がでており、更に空き施設の7割が活用されているという。これは地方公共団体及び地域住民が空き施設の活用を強く希望していることを意味していると理解できる。

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