全宅連・全宅保証が実務セミナーを開催 AIが変える不動産業務 求められる介在価値の〝再定義〟
住宅新報 2025年11月18日 号 6面
全国宅地建物取引業協会連合会(全宅連)及び全国宅地建物取引業保証協会(全宅保証)は11月13日、全国の宅建協会会員向けに、不動産実務セミナー「AIで変わる仕事と未来―DX基礎から実践へ―」をオンライン開催した。公益事業として毎年実施している実務セミナー。今年度はリアルタイム性と熱量のある講義を届けるためウェビナー形式で実施し、事前申し込みは1200人に達した。全宅連によると、「AI」をテーマにした内容は初めてで、生成AIやDX導入による実務変革をテーマとした講演・討論が行われた。
冒頭、全宅連常務理事で人材育成委員長の岡本洋三氏があいさつに立ち、「生成AIの登場で、テクノロジーの社会浸透の勢いは増している。少子高齢化や働き方改革の進展に伴う人手不足の中で、デジタルを活用した業務効率化やコスト削減は避けて通れない課題」と指摘。「実務へ組み込んだ活用例を通じ、業務改善にとどまらず、事業の可能性を広げるDXの実像に触れる機会としてほしい」と言い、今後企画している省エネ表示ラベルや金融リテラシーをテーマとしたセミナーにも期待してほしいと語った。
前半は、Housmart創業者の針山昌幸氏が生成AIの活用法について講演。ChatGPTを活用したメール返信文章の作成・チェックやメルマガのアイデア出しなど、現場での具体的な活用法を紹介した。続いて、ネットデータ取締役の山本淳志氏が「不動産DXの活用事例」を解説。人材不足や生産性向上が課題となる小規模、地方の事業者こそDXのアウトソーシングが有効とし、「シンプル、単機能なもので小さく始め、成果を実感しながら継続することが大事」と話した。























