NENGO 生田のマンションリノベ 段差ゾーニングと回遊動線 築32年住戸を個性空間に
住宅新報 2026年3月24日 号 6面
建築・不動産事業を手掛けるNENGO(川崎市高津区)は、川崎市多摩区の築32年分譲マンションの一室をリノベーションした「生田のマンション」を公開した。約69m2の住戸を対象に、1990年代の分譲マンションに多い「田の字型」間取りを再構成し、居住者のライフスタイルを反映した独創的な住空間へ改修した。
改修前の住戸は、北側共用廊下から玄関を入り、中央の廊下を通って南側のリビングに至る典型的な田の字プラン。解体時、床が躯体に直張りであることが判明し、水回り配管の更新に合わせて床を上げる構成とした。この床上げを生かし、住戸を高低差のある2つのゾーンに分節した。
床を高くした東側にキッチンや水回り、ダイニングなど生活機能を集約し、低い西側にリビングや寝室などくつろぎの空間を配置。従来は西側中央にあった浴室を住戸中央へ移設し、その周囲をぐるりと回る回遊動線を設けた。段差によるゾーニングと回遊動線を組み合わせることで、限られた面積でも空間に変化と奥行きを生み出している。
























