三井不動産 海老名で複合業務施設 一部に木造採用、業界初
住宅新報 2026年6月30日 号 4面
三井不動産は6月30日、建物構造の一部に木造を採用した複合業務施設「三井不動産インダストリアルパーク海老名(MFIP海老名)&forest」(神奈川県海老名市)を完成させた。小田急線・相鉄線・JR相模線の海老名駅から徒歩約10分に位置する地上4階建て(延べ床面積4万219m2)。物流用途に加えて建物全体の約半分をオフィス・研究施設・ラボに対応可能なスペースで構成する。同社によると、複数テナント型の物流用途を含む施設として国内初の一部木造構造で、同社グループ木造建築ブランド「&forest」の竣工第1号物件となる。木材使用量は60立方メートルで、うち40立方メートルは自社の保有林の木材を使用した。
同社担当者は6月25日に開いた記者説明会で木造採用について「建築時CO2排出量削減や、施設内で働く人にやすらぎを与えるという観点から今回チャレンジした。今後の開発物件においても前向きに検討していく」と述べた。
共用部には国産材を活用した木質空間を整備。構造には木造柱と木鋼ハイブリッド梁(2時間耐火)を採用した。また屋内階段には、一部にグループ保有林のトドマツ材などを活用した木質化を施している。木造構造や木質デザインを積極的に取り入れることにより、木造とした部分は鉄骨造で建築した場合と比較してCO2排出量を40%低減できたという。


















