不動産学の魅力 明海大学 不動産学部 第107回 所有物件の活用による場づくりとは テナントや周辺地域との良好な関係を構築
住宅新報 2026年7月7日 号 7面
祖父が都内に建てた4階建ての事務所ビルは、祖母、母に引き継がれ、建設から60年弱が経過した。母は高齢となり、もし私が継ぐことになれば建て替えか、修繕か、それとも売却か、そういった不動産の知識は全くないので困る。そのため、勉強の機会を得たいと考えていた。
15年前に就職して以来、地方都市勤務であったが、8年前に異動で東京に戻った。せっかく東京にいるのだからと大家について勉強しようと思い立ち、「大家・勉強会」でキーワード検索してヒットした株式会社まめくらし主催の〝大家の学校〟を受講した。講師の方々は、人の暮らしについての考察や、所有物件と地域との関わり方など、様々な切り口で自身の取り組みと経験を織り交ぜて語る。
母の仕事を見ていると、朝に掃除とゴミ出し、月1回の集金、他は管理会社に任せきりで、正直なところ大家業に魅力を感じていなかった。しかし、受講により、大家が主体的に所有物件を活用して場づくりすることに魅力を感じ、私もそういった大家業を実践したいと思った。























