ミサワホームはこのほど、埼玉県熊谷市が実施する「熊谷スマートタウン整備事業」について優先交渉権者に選定され、市と基本協定書を締結した。
同事業は、JR高崎線籠原駅徒歩14分の場所で、開発規模は約1万8500平方メートル。住宅区画は1区画当たり165~223平方メートル、戸数は73戸を予定している。
全棟を太陽光発電システムやHEMSなどの先進の環境設備を採用した「ゼロ・エネルギー・ハウス仕様」とし、街全体の温熱・風環境のシミュレーションを実施して効果的な微気候デザイン設計を導入。街全体の二酸化炭素排出量の大幅削減に取り組む予定だ。タウン内の公園に設置する気象観測装置で、気温や湿度、風向、風速などを計測し、その情報を住民専用のウェブサイトで公開することで環境に配慮した行動喚起も行う。2014年度中に造成を完了し、15年夏頃の販売開始を目指す。
今回の整備事業のコンセプトは、「『日本一暑いまち』から、つくる、広げる、省エネ・創エネ」。公募にあたっては、先進的な省エネ・創エネ、環境負担低減に関する技術や企画力を導入することなどが求められていた。