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京橋にスマートオフィス 在席状況に合わせて照明・空調を自動制御

 MID都市開発は、東京都中央区京橋で、照明や空調を自動制御するシステムやLED照明などを取り入れた省エネビル「新・京橋MIDビル計画」(仮称)を建設する。CO2削減率46%を見込むほか、東京都の省エネルギー評価書制度で最高ランクに相当する環境性能を持つビルとなる。

 赤外線を利用した「次世代人検知センサ」で、人体の温度を検知して在・不在を把握。それをもとにオフィス内の照明や空調、換気を自動制御し、無駄をなくす。従来型のセンサでは困難だったリアルタイムの在席状況を正確に捉えることができる。

 また、外付けとしては国内初の「アニドリックルーバー」などを採用する。従来型のルーバーは方位や時間帯によって採光量が変動していた。今回は、ルーバー曲面の光学的特性を利用することで太陽高度に左右されず、一様な昼光を取り入れることが可能。それにより、日中の人工照明の減光や消灯を促す。

 そのほか、照明は全てLEDとする。BEMS導入のほか、テナント全従業員のパソコンでエネルギー消費を確認できるようにする。

 計画地は、都営浅草線の宝町駅から徒歩1分、東京地下鉄銀座線の京橋駅から徒歩3分の交通利便性の高い立地。建物は、地上12階・地下1階建てで、延べ床面積約1万1800平方メートルのテナントビル。基準階面積は約770平方メートルとなる。

竣工は2015年2月の予定。