投資

京都でホテル「シャングリ・ラ」を共同開発へ  サムティ

 不動産開発のサムティ(大阪市淀川区)は、同社子会社SAMTY ASIA INVESTMENTSPTE LTD(シンガポール)を通じて、世界的ホテルチェーンのシャングリ・ラグループ(中国・香港)を共同事業者として、2022年1月に着工予定のホテル開発プロジェクト「(仮称)シャングリ・ラ京都二条城」に着手する。また、これに合わせ、2021年4月1日付で契約を締結して間接的に出資持分を取得する形で、同プロジェクトの開発を担う特定目的会社「Shangri-La Kyoto Nijojo」(東京都千代田区)を子会社化する。

 今回の開発プロジェクトの建物規模は、RC一部S造地下1階地上4階建てで、客室数は80室から100室規模を予定。平均客室面積は約57平方メートル。2022年1月に着工し、2024年12月に完成する予定。建設地は京都市上京区藁屋町536の49の敷地約5840平方メートル。京都市営地下鉄東西線「京都」駅徒歩14分、「二条城前」駅徒歩9分に立地する。

 サムティは2021年1月策定の新中期経営計画「サムティ強靭化計画(アフターコロナ版)」でホテルの需要回復後のマーケットを見据えた厳選した投資の継続や、海外事業での基盤構築を重点戦略に位置づけている。