投資

野村不 アジアの不動産テック特化投資ファンドへ出資

 野村不動産(東京都新宿区)は、不動産テック企業に特化したファンド「Real Tech Ventures I」への出資を決定した。アジア諸国における大規模タウンシップ開発に関するスマートシティ化関連技術の探索・活用が目的。アジアでは、人口増加・経済成長を背景に複数の大規模都市開発が進行する一方で急速な都市化による渋滞、大気・水質汚染、災害対策、エネルギー問題等の各国特有の都市課題が深刻化しており、それらの解決策となるスマートシティ化の技術や取り組みが一層求められるようになっている。

 同社が出資を行うファンド「Real Tech Ventures I」は、アジア・オセアニア地域の不動産テック企業に特化するベンチャーキャピタルであるTaronga社が組成・運営。同地域における様々な都市課題解決に資する様々な技術を有する企業への出資を行う。同社は出資を通じ、既存の参画事業や他投資家との連携も行いながら新規事業参画の機会獲得につながる先端技術の探索と活用を目指すと同時に、国内事業への知見転用なども検討する。