ケイアイスター不動産は3月14日、茨城県古河市に開発した戸建て分譲住宅「Komichi no Komachi(コミチのコマチ)」(全12棟)で、世界3大デザイン賞の「iFデザインアワード2024」の建築部門で受賞したと発表した。同社の受賞は、今回が初めて。
同物件は、開発地の文化などを基にコンセプトを設けたもの。かつての城下町である茨城県古河市ならではの歴史ある街並みや日本の伝統的な長屋文化から着想を得たデザインを採用した。隣家との境界を小路でつなぐことで、一般的な分譲住宅からの脱却や、風情溢れる新しい街並みの構築を目指した。22年に全国住宅産業協会の優良事業表彰、23年にキッズデザイン賞を受賞している。
iFデザイン賞は世界で最も長い歴史を持つ、世界三大デザイン賞の1つで、ドイツ・ハノーバー工業デザイン協会が「プロダクト」「建築」「インテリア・内装」など9部門で主催。24年は72カ国・地域から1万807件の応募があり、国際的な132人のデザイン専門家が審査した。