マンション・開発・経営

大和ハウス、昭島PJ初弾481戸が8カ月で竣工前完売

 大和ハウス工業が東京都昭島市で開発している分譲マンション「プレミスト昭島モリパークレジデンス」(総戸数(総戸数481戸)が5月16日に全戸完売した。23年9月9日から8カ月で完売した。竣工は24年8月を予定。6月までの完売を目指していたが、計画を上回った。

 昭和飛行機都市開発が1980年代から自社工場跡地にスポーツ施設やアウトドア施設、商業施設などの開発・運営を進めてきたリゾートエリア「モリパーク」内に初の住宅街区を設け、約850戸の分譲マンションを供給する「(仮称)昭島プロジェクト」の初弾。

 JR青梅線昭島駅から徒歩5分に位置する敷地1万8215.75平方メートルに、56.57~89.08平方メートル1LDK~5LDKの66プランの専有部からなる延べ4万317.32平方メートルの13階建て。最高抽選倍率は4倍、平均坪単価は約252万円だった。

 成約者の属性は30代が最も多く約40%を占め、40代が約17%、20代が約13%、50代が約12%、60代以降が約14%と、幅広い年代層から支持された。また、2人世帯が約45%、3人家族が28%、4人家族が約13%だった。また、東京都内の在住者が約87%を占め、そのうち約35%が昭島市内在住者だった。

 交通利便性の高い立地や「プライベートサウナ」「ワークスペース」「ランドリールーム」「家庭菜園スペース」などの充実した共用施設、ディスポーザーや床暖房、スロップシンクなど利便性と快適性を追求した専有部の設備に加え、商業施設やスポーツ施設などが充実した「モリパーク」初の分譲マンションである点などが評価された。

 なお、同プロジェクトは現在、第2弾の「(仮称)昭島C街区プロジェクト」(総戸数277戸)が4月に着工し、5月17日に物件エントリーの受付を開始した。