投資

三菱地所 スタートアップスタジオ併設型ファンドに参画

 三菱地所はこのほど、プライムパートナーズ(東京都港区、堀部大司社長)が設立するスタートアップスタジオ併設型のシードファンド「Co-Founder Fund 投資事業有限責任組合」にアンカー投資家として参画した。Co-Founder Fundのスタートアップスタジオの活動拠点が東京・丸の内「xLINKクロスリンク丸の内永楽ビル」内に開設。ファンドに参画する他事業会社との事業探索活動やスタートアップの共同創業を推進していく。

 スタートアップスタジオとは、起業家が新しいコンセプトを打ち出す上で理想的なリソースを提供する組織。複数の企業を同時期に立ち上げることで効率的な支援ができ、多くの企業を生み出すことができる。

 Co-Founder Fundは、事業機会の探索・検証・共同創業を推進するスタートアップスタジオ機能や、起業家予備軍を迎える客員起業家(EIR)制度を有する、創業前または創業後間もないシードステージを対象としたベンチャーキャピタルファンド。

 三菱地所は、既存事業の強みを活かした新しいビジネスモデルの創出を加速させることを目的に、アンカー投資家として出資。スタートアップスタジオを通じ、同社の事業課題等を起点に新事業アイディアを発掘、EIRによる事業検証などを経て、新たな事業の共同創業を目指す。創出された事業の将来的な買収等も視野に入れ、事業共創を進めていく。