東京の建設コストはソウルの3倍以上、ムンバイの10倍に 英国・ターナー

ターナー&タウンゼント(英国)は、世界6都市の高層ビル市場を分析したレポートを公表した。東京の建設コストが過去5年間で最大5割上昇したと明らかにしている。対象都市の中で最も高い伸び率となり、現在はソウルの3倍以上、ムンバイの10倍に達するという。
背景には、インフレや地政学リスク、サプライチェーンの制約、為替変動などがあり、事業採算性への影響が強まっている。また、超高層ビルでは高さだけでなく、建物の形状もコストに大きく影響しており、計画によっては25パーセント程度の差が生じるケースもあるとした。
国内では大型プロジェクトの増加によって施工体制が逼迫し、建設コストの更なる上昇や工期の長期化が懸念される。特に高さ100メートル超の建物は対応可能な施工会社が限られ、早期の体制確保が重要になる。こうした中、コスト抑制の観点から既存建物の改修への関心も高まっている。オフィス、住宅、商業、文化機能を融合した複合開発の需要も強く、都心部ではグレードA用地を巡る競争が激化している。























