2027年度中に「私募REIT」組成へ 品川プリンス流動化も 西武HD

西武ホールディングスは、「西武グループ中期経営計画(2024~2026年度)」の進ちょく説明資料を公表し、2027年度中を目途に、総合型の私募REITとなる「西武REIT」を組成する方針を明らかにした。グループ保有資産の流動化を進める「キャピタルリサイクル」を本格化し、不動産事業を成長ドライバーとする戦略を加速する。
同資料によると、「西武グループのキャピタルリサイクルを加速するため、総合型の私募REITの西武REITを創設する」と明記した。ホテルを中心とした多様なアセットタイプを組み込み、スポンサーサポートや外部物件取得を通じて成長を図る。同社はこれまでも、東京ガーデンテラス紀尾井町の流動化や、モルガン・スタンレー系との共同SPC活用などを通じて資産回転型ビジネスを進めてきたが、REIT組成方針を具体的に打ち出したのは今回が初めてとみられる。
西武不動産投資顧問が2026年2月までに総合不動産投資顧問業・投資運用業のライセンスを取得したことも公表した。REIT組成に向けた許認可取得を進めているという。
また、品川プリンスホテルについては、一部底地を2027年度中に流動化させ、組成予定の私募REITへ組み入れる想定も示した。建築費高騰や工期遅延リスクなど外部環境の変化を踏まえ、含み益とキャッシュの顕在化を図る。同社は今後、保有資産の流動化で得た資金を都心再開発やリゾート開発、新規物件取得などへ再投資し、不動産事業を中心とした持続的成長を目指す。























