大震災を乗り越えよう 「3.11後の選択」 再起・復興を期して<62> 「減思力」を止めよ 放射線と被爆2つの副読本
住宅新報 2012年7月10日 号 9面

福島大学表紙
文部科学省は、昨年10月に学校向けの放射線副読本を作成した。対象は小、中、高校生である。タイトルは小学校向けが「放射線について考えてみよう」など極めてニュートラルだが、内容は「現状をからすれば、影響はほとんどない」と伝える内容である。
もちろんリスクについても盛り込まれている。例えば、がんのリスクは、ICRP(国際放射線防護委員会)の数値を引き合いに、日本では約30%ががんで死亡する。被曝積算値100ミリシーベルトを受けた場合、1000人のうち300人が5人増えて305人となると表現している。これをどう考えるべきだろう。
別の副読本ではこの点をこう解説している。























