大震災を乗り越えよう 「3.11後の選択」 再起・復興を期して<70> ポスト原発と雇用問題 立地自治体は自立できるのか
住宅新報 2012年9月11日 号 10面
会津若松の仮設住宅に住む木幡仁さんは、昨年11月に行われた大熊町町長選に立候補し、現職の渡辺利綱町長に敗れた。掲げた基本政策は、脱原発と町の移転だ。
「年間1ミリシーベルト以下でなければ、子供を安心して育てることはできない。その安全が担保されないのに戻れというのは、町を預かる長たる者はできないはず」
実は木幡さんの父親も脱原発を掲げての町長選に挑んでいる。当選確実だと思われた前日、一部の人たちが寝返り、100数十票差で敗れた。「いったん推進が決まってしまえば、後は雪崩を打ったように、みな東京電力に取り込まれていった。資本の力は絶大だと思った」























