JLL第2四半期 クロスボーダー取引が50%増 席空の直接不動産投資額の半分に
住宅新報 2011年9月6日 号 3面
ジョーンズラングラサールの最新リポート「グローバル・キャピタル・フロー」によると、国境を越えて行われるクロスボーダー取引が第2四半期は前年同期比50%増加し、世界の商業用不動産への直接投資額1035億ドルの半分を占めたことが分かった。グローバルファンドによる投資額が最も高く130億ドルを上回る物件を取得。これに次いで積極的な投資を行ったのは、国内の資産価格上昇で海外で高いリターンを追求する姿勢が高まったシンガポールの21億ドル、スウェーデンの8億ドルで、このほか共に5億5000万ドルとしたカザフスタンとインドネシアが続いた。
また、取引額の上位10都市のうち4都市を香港、ソウル、上海、シンガポールのアジア地域が占めたほか、3都市がニューヨーク、ワシントンDC、トロントのアメリカ大陸、3都市がロンドン、フランクフルト、パリだった。
同社のインターナショナルキャピタルグループを統括するアーサー・デ・ハースト氏は、「今年前半は企業が国内に投資する一方、プライベートエクイティや非上場ファンドは国外に投資した。不透明な経済環境が続く場合は、下半期を通してこのようなトレンドが続く」とコメントしている。同社では今年の不動産取引は好調なスタートを切り、景気の著しい悪化がなければ通年の取引額は4400億ドルと予想している。
























