貯水槽水道ランキング表示制度 導入2年目、普及策探る 全国給水検査協 都内でシンポ開く
住宅新報 2012年12月18日 号 9面

適切な管理の重要性を述べる奥村会長
一般社団法人全国給水衛生検査協会(奥村明雄会長)は12月13日、東京・新橋の航空会館で12年度「貯水槽水道の適切な管理に関するシンポジウム」を開いた。今回は、11年度に本格始動、2年度目に入った「ランキング表示制度」がテーマ。この制度は、多くのマンションやビルで導入されている貯水槽水道の管理状況を評価して良好な施設にSマーク、Aマークを発行、ホームページなどで公表(マンションなどでのマーク掲示も)するもの。地方公共団体の水道事業担当者、登録検査機関や設備装置、清掃管理業界関係者ら100人余が参加した。
冒頭、奥村会長は、「貯水槽水道のランキング表示制度は昨年度から大都市を中心に本格稼働。昨年度、評価実施数は111施設にとどまったが、Sマークを27カ所、Aマークを70カ所に交付した。本年度は200カ所を目標に現在、評価業務を進めている」とした上で、大都市などでの水道水の供給はマンションやビルの貯水槽を経て行われているため、「貯水槽の適切な管理なくしては、その安全安心が十分担保されたとは言えない。ランキング表示制度は、地方自治体による法規制と相まって、貯水槽水道の設置者、管理者へのインセンティブを高めることで、その管理の推進を図る仕組みでもある。そうした効果をアピールしながら理解を広めていきたい」とあいさつした。
シンポジウムは、麻布大大学院・早川哲夫教授が「貯水槽水道の管理とランキング表示制度の必要性」について基調講演した後、「貯水槽水道の管理とランキング表示制度を考える」をテーマにパネルディスカッションを開いた。早川教授がコーディネーターを務め、パネリストとして厚生労働省健康局水道課室長・尾川毅氏、東京都福祉保健局健康安全部水道係長・木原真隆氏、全国給水検査協技術参与・青木隆生氏、全国建築物飲料水管理協会専務理事・田崎一幸氏、日本給水タンク工業会技術委員長・清須美健治氏、本紙編集長・柄澤浩が出席した。
























