免震を知る 3.11後のマンション (1) 東日本大震災で注目度上昇
住宅新報 2013年3月12日 号 8面
「免震建築物は震災後、増加している」(日本免震構造協会・可児長英専務理事)――。東日本大震災から2年が経過した。震災後のマンションは災害対策の強化が、大きなトレンドになった。東日本大震災時に効果を発揮したことが報告されている免震構造の採用もまた、その1つと言える。だが一方で、同震災では、免震建築物と地盤などをつなぐ連結部(エキスパンションジョイント)の損傷など、〝想定外〟の事例も報告された。果たして、免震の仕組みや効果は現状、どこまで理解されているだろうか。マンションへの採用が増加していると見られる今、免震構造の姿を追った。
建設現場に設置された階段を下ると、1階床下と基礎部の間に設けられた免震層にたどり着く。目に入るのは、ゴムと鋼板を何層も重ねた積層ゴム。1600ミリ角、正方形のそれは、日本最大級の大きさだ。最大4000トンの荷重に耐えるという。右手には、免震構造を成り立たせるもう1つの要素、オイルダンパーが覗(のぞ)く(写真)。
2月、東京都中央区晴海。三菱地所レジデンス(東京都千代田区)と鹿島建設(東京都港区)が進める免震超高層マンション、ザ・パークハウス晴海タワーズクロノレジデンス(地上49階・地下2階建て、総戸数883戸)は、10年6月の着工から2年8カ月で、45階部分を超える高さまで建設が進んでいた。3月中にも上棟を迎える。竣工は11月の見込みだ。

























