「悪い住環境が体や心を蝕む」 建築医学協会理事長が講演
住宅新報 2013年3月12日 号 11面
日本建築医学協会の松永修岳理事長は3月5日、都内で講演し、住環境が人間の脳や心に与える影響について語り、関心を集めた。
松永氏はまず、「日本では鉄とコンクリートとガラスの建築物が人間を破壊している」と指摘し、「日本の病院はその建物が病気を悪化させる場になっている」と警告した。例えば、無機質の白い壁や装飾性を排した直線的デザインが脳や心の活性化を妨げ、健康を破壊してしまうという。自然光がたくさん入る病室で治療した患者の方が、完治までの投薬量が少なかったという臨床データも紹介した。
同氏はこのほか、さまざまな事例を挙げ、住宅の外観やその色彩、室内の臭いや動線、間取り、家具の配置、壁の色などが人間の心と脳にどのような影響を与えているのかを解説した。

















