住宅ストック5000万戸 リフォーム新時代へ(下) 建て替え・リフォーム特集 始動、スマートリフォーム 開口部の断熱は省エネの基本
住宅新報 2013年3月19日 号 15面
ITを使ってエネルギーの効率化を図るスマートハウスは、新築住宅で導入が進んでいます。一方中古住宅の市場でも、「スマートリフォーム」という名称で事業展開が始められているようです。既存住宅のスマートリフォームを理解するには、まずスマートハウス自体の概念を頭に入れておく必要があるでしょう。
消費電力が少ない家電製品を通じた「省エネ」、太陽光発電を主とした「創エネ」、家庭用蓄電池などによる「畜エネ」、そしてこれらの関連機器を束ねてエネルギーの管理を行う「調エネ」。これだけでは設備機器の省エネに過ぎず、住まいとはあまり関係がありません。つまり一般的に認識されているスマートハウスからは、そもそも本質的な部分が抜け落ちている感じもするのです。
やはり既存住宅のスマートハウス化にあたっては、住まいの性能向上を踏まえたリフォームが必須条件でしょう。住まいに先進的な設備機器を導入することは確かに省エネにはなりますが、どんなに優れた設備機器でも結局は耐久消費財であり、長期的な視点での省エネという点では疑問も感じます。やはり第一に考えなくてはならないのは、住宅の基本構造とその質の確保です。


















