〝ルビコン川〟の畔で 3.11後 福島を照らすもの 6 「保留分」の恩恵 本来のシステムはどこに
住宅新報 2013年4月16日 号 9面
連載: 3.11後福島を照らすもの
2人の女性が席に着くと、カウンターに向かって注文する。「コーヒー5杯。3つは〝保留〟で」。別の紳士3人組は、コーヒーを7杯オーダーした後「4杯を保留」にした。イタリアのカフェでは、近年こんな注文スタイルが流行っているという。
しばらくすると、みずぼらしい身なりの老人がとぼとぼと入ると、カウンターに向かって尋ねた。「すみません。保留分のコーヒーはありますか?」。「保留」のコーヒーとは、温かいコーヒーを飲めない人のために、「保留」にして取りおくコーヒーだ。
この話は、登録SNSを通じて知った。イタリアのカフェでは、すでに習慣化しているという。
























