新設住宅着工戸数 消費増税の影響は数%程度 建設経済研究所が予測
住宅新報 2013年4月30日 号 3面

消費増税が着工動向にどれくらいの影響を与えるのか注目されている(写真はイメージ)
建設経済研究所の調査によると、14年4月の消費増税がもたらす新設住宅着工戸数への影響は、数%にとどまる見込みだ。政府による住宅ローン減税の拡大・延長などの平準化措置などが、97年4月の消費増税時には約10%に上った増税の影響を緩和させると見ている。
97年4月に税率が3%から5%に引き上げられた際、今回の「経過措置」と同様に96年9月末までの契約分については、引き渡しが97年4月以降になっても旧税率を適用する措置が取られた。そのため、96年4~6月期から7~9月期に駆け込みと思われる動きが見られ、増税後の97年7~9月期に低迷し始めたと判断している。また、95年度の148.5万戸の新設住宅着工戸数と比較して、駆け込み需要は96年度に約10%分の14.6万戸、その後の反動減として97年度に駆け込みと同程度分の14.3万戸の減少があったとしている。
利用形態別では、特に消費増税の影響を直接受ける個人消費者が建築主となる「持家」にその影響が大きく出ており、95年度比で約15%の駆け込みとその反動が見られたとの試算だ。そのほかでは、「貸家」が約9%、「分譲戸建て住宅」に約5%の影響が出ている。土地取得から建設に至るまでの期間が長い「分譲マンション」については、影響がほとんど見受けられなかったとしている。
























