イーソーコドットコム・大谷巌一の 物流不動産Bizにチャンスあり 第3回 大型倉庫建設の弊害とチャンス
住宅新報 2013年5月7日 号 4面
連載: 物流不動産Bizにチャンスあり
前回、前々回と物流業界にメガ倉庫が現れている状況やメガ倉庫の優位性を説明した。その一方で、空き倉庫の問題も発生してきている。オフィス業界で起こった〝2003年問題〟と同じことが発生しているのだ。
メガ倉庫に優位性があるため、大型の複数の物流施設を利用していた会社が、メガ倉庫に集約を進めている。空いた大型の物流施設には中・小型の倉庫を複数利用していた会社が集約をかける。このようにして、中・小型倉庫に空きが発生している。物流業界では「玉突き現象」と呼んでいる。〝2003年問題〟ではペンシルビルの空きが問題になったが、中・小型の倉庫に同様な問題が発生しているのだ。
空いた中・小型の倉庫はストック型の高築年数のものが多く、現状の物流ニーズから離れている。そのため、一度空いてしまうと、新たなテナントを見つけるのに苦労をしている。特に、都心部にある倉庫は開発が進み、住宅や商業施設の中に取り残されたものが多く、さらに物流として利用するのが難しい状況だ。
























