JARECO 「中古の価格評価」テーマに会合 不動産と金融で意見交換 昨今の融資姿勢、評価する声も
住宅新報 2013年9月3日 号 7面
日米不動産協力機構(JARECO・代表理事=中川雅之日本大学教授)はこのほど、『中古住宅の価格評価』をテーマに第2回『朝会』を開いた。講師は、同様のテーマを3回にわたり論じた国土交通省の『中古住宅の流通促進・活用に関する研究会』(=別掲記事)で座長を務めた、明海大学不動産学部の中城康彦教授。同研究会の報告書に即して具体的な評価手法が解説されたほか、出席した不動産事業者や金融業者らが意見を交換した。
中城氏は、建物価値の積極的な評価を進めていくうえで現実的に導入しやすい方法として、「積算価格の求め方を精緻化する」方法を提示。具体的には「再調達原価や減価修正額の査定法を精緻化」「修繕履歴を反映」「建物の部位ごとの耐用年数を価格に反映」といった手順が必要だという。
一方で、「(算出した積算価格を)市場価格とどう一致させるか。市場は金融を前提に成り立つものであり、金融が付かないことが最大の問題」と指摘。話を引き取った中川代表理事も、「融資時点で価値があっても、将来、仮に競売になった時の価値は分からない」と金融側の抱えるリスクに言及し、建物価値を反映させた融資の難しさを話した。
























