ひとり世帯を問う チャレンジ高齢社会 (上) 拡大する市場 パナホーム独自の借り上げ
住宅新報 2013年10月15日 号 9面

「ケアリンクシステム」のスキーム(パナホーム資料より)
高齢者の一人世帯が増えている。寿命が伸びるなか、配偶者との離別後も子供の世話になりたくないと考える人が多いためだ。しかし今は元気でも、一人暮らしには突然の病気やケガなど不安がつきまとう。とはいえ、差し迫った状況にならない限り、住み慣れた自宅を離れる人は少ない。高齢者に早めの住み替えを促し、生き生きとした日々を送ってもらう手立てはないのだろうか。 (井川弘子)
今、日本の全世帯約4670万世帯のうち、65歳以上の人がいる世帯が約4割を占める。30年前と比べるとその割合は2倍近くに増えている。中でも一人世帯の増加は男女ともに著しい。高齢者人口に占める割合は、1980年には男性が4%、女性が10%ほどだったが、2010年には男性が約10%、女性は20%へと倍増。2035年には男性16%、女性23%と更に上昇していく見込みだ。
こうした中、一人暮らしでも安心して暮らせる住まいが求められているのは確か。そのため国は、2年ほど前からサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)制度を始めた。バリアフリー構造の建物で、安否確認や生活相談サービス付きが要件となる。税制優遇や建築費補助があるため登録戸数は急増。現在、12万7000戸を超えている。






















