データで追うマンション建築費高騰 (上) 労務費、震災後5割増も
住宅新報 2014年2月4日 号 5面
連載: マンション建築費高騰を追う
「建築費が高騰している」。マンションディベロッパーに現在の事業環境を聞くと、必ず返ってくる言葉だ。用地取得競争の厳しさも重なり、戸建てや中古流通の強化など多角化を進める事業者も少なくない。マンション(RC造)建築費に何が起きているのか。(一財)建設物価調査会が毎月公表する、工事原価の変動を示す建築費指数(別掲下)などのデータを通じて、その姿を追った。
「建築費は東日本大震災以降、10%程度上がっている。主な要因は労務費」(三井住友建設)「鉄筋工など一部技能労働者の労務費は、リーマンショック後の最安値から倍になっている」(長谷工コーポレーション)
マンションを手掛けるゼネコンは、直近の建築費上昇が鉄筋工や型枠工といった技能労働者の不足に起因することを証言する。震災復興工事の本格化など、工事量増加に伴う人手不足だ。
























