CBRE、オフィス環境を変革 社員550人、固定席なし 完全フリーアドレスに 成功のカギ 事前分析とトレーニング
住宅新報 2014年6月17日 号 3面
賃貸仲介事業を主力とする事業用不動産サービス会社のCBREは、生産性向上を目指し、オフィス環境の変革に乗り出した。4月上旬、都内や埼玉など4カ所に分かれていた拠点を統合し、千代田区丸の内のビルに移転。新オフィスでは固定席を設けずに管理職を含めて完全フリーアドレスとし、社員それぞれがその時の仕事内容に応じて場所を選べるようにした。
移転から約2カ月。社員にとっては大きな変化となるが「直近のアンケートでは85%の社員が『以前のような固定席のオフィスには戻りたくない。移転前よりも仕事が楽しい』と回答している」(移転プロジェクト担当のルホン・リトー氏)。成功の秘訣は、社員のモチベーションを上げるために、移転による有益性を事前にしっかりと説明し、使い方のトレーニングを実施した点にあるようだ。
移転前に社員にアンケート調査したところ、「集中できるスペースがない」「カジュアルな会話がしやすい場所がない」「多目的スペースがほしい」などが課題として挙がった。プロジェクトチームは、現状の使い方を調査。「会議室が足りない」という声がある一方で、実際に調べると少人数で大きな会議室を使っているなどスペースの無駄が発生していた。また、個人が集中して作業する時間は1日平均2時間程度であること、個人席の在席率は6割程度であることが分かった。
























