不動産取引に活かすインスペクション タクミプランニングサポート代表 一級建築士溝渕匠 建売住宅で不適切な施工
住宅新報 2014年9月23日 号 15面
今回の事例は、買主から依頼された新築建売住宅のインスペクションです。出来上がった建物と図面に整合しない部分がありました。売主にとっても理解が難しい仕様に関する部分で、インスペクションが実施されていなければ、売主も気づかず、後々トラブルに発展していた可能性があったケースです。
同案件は、分譲地にて設計・施工から販売まで行う売主から、モデルハウスとして使われていた建物を買主が購入するというケースでした。見学者向けということで、仕様的には高いレベルに設定されており、図面には「省令準耐火仕様に準ずる」と記載がありました。「省令準耐火」とは住宅金融支援機構の「木造住宅工事仕様書」に定められているフラット35技術基準適合仕様です。
木部が露出

















