不動産取引に活かすインスペクション 22 排水、換気に注意伴うマンション改修 タクミプランニングサポート代表 一級建築士溝渕匠
住宅新報 2015年1月20日 号 13面
中古住宅を購入してリフォームする場合、木造の戸建て住宅では、柱・壁を抜くことには特に構造上の注意が必要です。一方マンションは、「スケルトンリフォーム」のように内装・設備を全て撤去したり、大胆な間取り変更も「構造の問題」がないため可能です。ただし、マンションのリフォームといえども、やはりいくつかの注意点があり、今回はその点に触れてみたいと思います。
マンションの構造体はほとんどが鉄筋コンクリート造で、柱・梁の「ラーメン構造」や壁で支える「壁式構造」等があります。構造体に穴を開けたりすることは当然ながら許されませんが、間仕切り壁は撤去できるものも多いため、間取り変更もし易い訳です。ただ設備の位置を変更することについては、注意を払う必要があります。
マンションでよく見かけるリフォームが、キッチンをアイランド型と呼ばれる室中央付近に配置し、リビング・ダイニングと連続した大空間とするプランです。ただ排水管や換気ダクトを動かすには制約があります。

















