不動産取引に活かすインスペクション 26 求められる中古住宅の見える化 タクミプランニングサポート代表 一級建築士溝渕匠
住宅新報 2015年2月17日 号 11面
26回にわたった連載ですが、今回が最終回となりました。最後にこれからの不動産取引におけるインスペクション導入の意義について触れさせていただきます。
「インスペクションは中古物件売買における瑕疵等のリスク対応のために行うもの」。これが今世の中で理解されている位置づけだと思います。しかし中古流通の活性化が社会的に推進されている中、リスク対策というだけではなく、建物の良さをアピールして成約に結び付ける積極的なインスペクションの導入が今後は求められるのではないでしょうか。また劣化の程度にとどまらない耐震等の性能に関する部分、あるいは法適合状態についても説明責任が厳しく問われる現代においては重要な情報です。今、中古住宅の「見える化」は多方面で求められているといえます。
住まいにカルテ

















