低層棟はスチール工法 独身寮でも導入進む
住宅新報 2015年3月10日 号 4面
国土交通省は14年4月、「災害公営住宅の発注の円滑化に向けた取り組み」として「多様な発注方式・工法に係る情報」を整理し公開した。特に14~15年度にかけて復興工事が集中し、RC造に関しては資材調達の遅れやコスト高が生じているため、S(スチール)造を中心に「RC造以外の工法もある、と公に紹介する」(国交省)趣旨だ。
釜石市上中島町の復興公営住宅では、ここで紹介された鉄骨造とスチールハウス工法(薄板軽量形鋼造)が採用された。低層棟向けのスチールハウス工法とは、形鋼に構造用面材を張り付けて一体化させた工法のこと。構造用面材には窯業系や石膏ボードなどが用いられる。
当公営住宅で採用したスチールハウス工法は、新日鉄住金グループが独自開発したもの。商品名を「NSスーパーフレーム工法」という。外断熱を標準仕様として省エネ性、快適性を両立。断熱材と外壁との間に通気層を設け、通気性も確保したという。耐震等級は、壁量の配置により最高等級の3まで確保できる。同グループのNSハイパーツ(岐阜県可児市)橋本伸一郎社長によると、3階建てで比較した場合、RC造だと大体1年半を要するのに対し、同工法で建てた第1期の棟は約半年で完成した。
























