点検 不動産投資 宮城大学事業構想学部教授田辺信之 「地方創生」シリーズ10「宮城県」 地方の独自性生かす発展を 宮城大学事業構想学部教授宮原育子氏に聞く
住宅新報 2015年5月26日 号 5面
連載: 点検 不動産投資

宮原育子教授
「地方創生」シリーズの10回目は、先週に引き続き東日本大震災の被災地でもある宮城県を中心に、復興や地方創生に取り組んでおられる宮城大学事業構想学部の宮原育子教授に、お話をうかがいます。
――どのような理由が考えられますか。
宮原氏 日本はあまりにも、収益性や効率性、その結果としての「経済的な豊かさ」だけを追求しすぎてきたように思う。しかもそこで重視されていたのは、個人の豊かさというよりも、国や地域の経済的発展であり、人口減少が国や地域の経済的発展を阻害してしまうという強迫的観念に捉われてきたように感じる。これは、明治以来の「富国強兵」や「お国のために」という意識が抜け切れていないことも影響しているのかもしれない。もちろん、国や地方の経済的豊かさが、個人の豊かさに直結する時代には、こうした考え方も重要であったが、人口減少が現実のものとなりつつある現状では、実態に合わないものになってきているように感じる。























