伸びる中古戸建て「スムストック」 築21年超の建物価格、平均615万円 専門の販売士の独自査定で取引拡大
住宅新報 2015年8月18日 号 11面

成約した「スムストック」の築年ごとの建物価格(単位:万円)
大手住宅メーカー10社と関係不動産各社を構成会員とする優良ストック住宅推進協議会(会長・和田勇=積水ハウス代表取締役会長兼CEO)が「スムストック」のブランドで運用する、過去に会員が供給した中古戸建ての流通がここにきて裾野を急拡大している。08年の運用開始からの累計成約数は、14年度末(15年6月)に3644戸が見込まれ、14年単年度の成約数は1000戸の大台を一気に超えて1200戸(前年度比60%増)が見込まれている(同協議会)。
ブランドの浸透と共に市場拡大へ拍車がかかりはじめた背景には、昨年末で2316人にまで増えた専門の販売担当と位置付ける登録資格者「スムストック住宅販売士」の存在がある。協議会の中林昌人事務局長は、「試験の累計合格者は3000人近くに上り、登録されている販売士のうち1070人は実際に不動産仲介実務に携わっている人材だ。。顧客に建物の評価のポイントと「スムストック」のメリットをしっかりと説明している成果」と要因を分析している。
また中林局長が挙げるもう一つの要因は、「築20年を超えた建物はゼロ査定になるのが一般的だが、スムストックは築20年以上の建物も品質に応じた適正な査定価格を算定し、その評価を成約価格に反映できている」ことだ。成約事例を分析すると、スムストックの建物価格は、築21~25年で平均615万円、築31年以降で273万円の実績。また1物件当たり平均266万円のリフォームを施した(増築、メンテナンス評価額を除く)建物については、リフォーム価値も査定に反映させ、平均117万円加算という成約実績を残している。

















